「外から帰ってきたら、手洗い、うがい」
このようなことを多くの人は小学生になる前から何度も言われていると思います。
しかし中学生にもなるとほとんど言われなくなります。
すると、習慣として続ける人とやらなくなる人に分かれます。
消費者庁が2015年に行った調査結果では、トイレの後に手を洗わない人の割合は、15.4%とされています。
まあ、対面聞き取り調査なので正確と言えるかは分かりませんが
ところで、習慣として続ける人の割合は、男女別では女性の方が高いと思われます。
(具体的なデータは見つかりませんでしたが、「トイレの後にパートナーが手を洗わない」という訴えは、(少なくともネット上では)多くが女性から出されています。)
かく言う私も、妻からよく注意されていました。
トイレに限らず私は手を洗わなくても生活できますが、妻は頻繁に手を洗っています。
彼女は私が手を洗わないことをおかしいと感じていますが、私はそうは思わないのです。(むしろ、おかしいと感じていたら変えています。)
この問題に関しては不満を訴える人(主に女性)の意見が多く(不満を持つ人同士で議論する)、手を洗わない人(主に男性)は反論する機会もない場合が多いです。
この場では、そんな機会を勝手に作っておくことにします。
手を洗いたくない人の主張
もちろん手を洗った方が清潔で安全、つまり感染症や食中毒に対するリスクが減ることは分かっています。
それでもなお やる気にならないのは、効果がそれほどないと感じられてしまうからです。俗に言うと、コスパが悪いのです。
なぜならば、手を洗わなくても不都合がないからです。
現代日本は衛生環境が整っているので、普通の人が持つ免疫力であれば不具合が生じないレベルに保たれています。洗わない人からすると、そのことが自分の体で実証されている(生活できている)ことが最大の理由となります。
これはかなり大きな(洗わないことに対する)理由付けです。
先ほど手を洗うとリスクが減るのは分かっていると書きましたが、不都合が起きる可能性が無視できるほど小さいので、減らす必要性がないのです。
やってもやらなくてもいいが、やるためには少々の手間と時間がかかる場合、やらないのが合理的な選択となります。
そんな人に手を洗わせるにはどうすればいいか
今度は逆(主に女性)の立場での解決策を2つ紹介します。
1つ目の方法は、不都合が起きる場所に手を洗わない方針のまま行かせることです。
つまり、不衛生な場所に行かせるのです。言い方は良くないかもしれませんが、途上国の中でも未発展な国や地域です。
手を洗わない方針は変えさせてはいけません。そこで「状況が違うから…」とか言うようであれば、「あなたとは体の状況が違う私と一緒にいても変えないのに、自分の状況が変わるとやり方を変えるのね。」と言って一方的にゲームオーバーの雰囲気に持ち込みましょう。
2つ目の方法は、手を洗わないことを非難することではなく、お願いしてやってくれたら褒めることです。
報酬を与えることは、罰を与えることよりも圧倒的にやる気を生み出します。
facebookやtwitterのいいね集めのようなものです。
ここで大事なのは、習慣になるまで毎回褒めることです。
私のおすすめは、もちろん2つ目の方法です。
ちなみに私は保守的なエンジニアなので、自分1人の時は洗わないけれど、団体行動(家庭生活)では一番弱そうな人に合わせるので洗う派です。
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