共働きで2人姉妹を育てる父親の生き残り戦略

5歳と3歳の姉妹を育てています。2020年4月~5月前半:育休準備編 5月後半~8月:育休編 9月~:片働き編。2022年5月~:共働き編

家族のLINEで主語を明確にするだけで夫婦のストレスが減る

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離れた人と気軽にコミュニケーションする方法としてメッセージングアプリが普及しています。

日本ではLINEが多くの人に使われています。

無料で使えて、要件を素早く伝えられ、絵文字も充実していてとても便利です。
 

 さてこのLINEでのやり取りは、会話のように交互に書き込まれていくので対面式の会話と同じ言葉を入力しがちですが、そうするとコミュニケーションにストレスを感じやすくなります。

 

このストレスの原因の大部分は主語が省略されることにあります。

そして日本語の性質上、主語が省略されやすいです。

 

今回はなぜ対面式の会話と同じ言葉では良くないのか、どうすれば良いかを、私の経験をもとに説明します。

 

なお、主語を明確にすべきなのは家族全員がLINEのグループに入っている時だけでなく、とりわけ家族の一部(子供)がスマホを持たずLINEグループに入っていない時も同様です。

 

LINEの会話では、相手の目線が見えない

 会って話をする場合、相手の表情や言葉の抑揚、そして手振りなどの体の動きで情報を補足することができます。さらに、その場の雰囲気や前後関係をお互いが認識している前提でやり取りをしています。

 

一方、LINEではテキストのみが送られてくるので、上に書いた情報は伝達されません。

あえて情報に加えるとすれば絵文字を使った喜怒哀楽の表現ができることですが、それも複雑な表現を伝えることは難しいです。

 

例えば、長女(1歳)を連れて出かけている私と、家にいる妻とのやり取りを紹介します。

妻「ラーメン食べられる?」

私「食べられる」

妻「じゃあ作る」

私「OK」

 

帰宅後、長女を含めた家族3人分のラーメンが用意されていました。

スープは薄めてあったものの、市販のラーメンを食べさせるのはまだ早いと思っていた私は、失敗したなと思いました。

 

さきほどのやり取りで主語を明確にすると次のようになります。

妻「長女はラーメン食べられる?」

私「食べられる長女にはまだ早い」

妻「じゃあ私が別々に作る」

私「私はOK」

 

さすがに後半2つの主語はやり過ぎですが、少なくとも最初の主語は必要です。

一緒にいれば妻が長女を見ながら発する「ラーメン食べられる?」で私も理解したと思います。このあたりは対面の会話とLINEの会話が異なる部分です。

 

主語をつけない場合のルールを決めておくだけでも効果あり

主語をつけると話が明確になるのは明らかなのですが、全てのメッセージに主語をつけるのは面倒です。

日本語の特徴として、相手を「あなた」と表現するのは失礼な感じもあります。

 

そのため「自分に関する文章を送る時」と「送信先の相手のみへの質問」の時は主語をつけないといったルールを決めておけば、自分と相手以外が関わる話で主語を明確にすることができるはずです。

 

他には「オムツを替えた」などの明らかに常識として主語が特定できる場合は主語不要とできます。

 

テキストチャットは対面の会話に比べてやり取りが増えることによるストレスが大きいです。

また一度合意してしまうと、後から修正文を送っても読まれずに間違ったまま進んでしまうこともあります。

こうしたコミュニケーションのストレスに比べると、始めから主語を打つストレスは小さいです。

 

このことは、親がいろいろなことをしてあげる必要のある小さな子を持つ家庭で役に立つのではないでしょうか。

 

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