東京都など4都府県に緊急事態宣言が発令され、その他の県でもまん延防止等重点措置による外出自粛要請が出されています。
そのため居酒屋などでの飲み会はめっきり減りました。
代わりに、参加者それぞれが同じ場所に集まらずに交流する、オンライン飲み会が行われるようになってきました。
新型コロナウイルス感染症は飲み会の方法を変えてしまいましたが、それによって部外者でも堂々と飲み会の話を聞くことができる「ステルス参加」という方法が可能になりました。
オンライン飲み会のステルス参加については1年前に書きましたが、最近またやってみて良い感じだったので、今回は以下の記事を手直しして紹介します。
オンライン飲み会の開催例
参考になるかは分かりませんが、私がステルス参加を開発したオンライン飲み会の開催背景を書いておきます。
大学時代の友人のLINEグループにメッセージがきました。
友人A「ZOOM飲み会やろうぜ!」
友人B「いいね。いつにする?」
友人C「子供の寝かし付け後ならいつでもOK」
友人D、私「同上」
友人A「それなら今夜9時から、集まれる人で」
こうしてオンライン飲み会は急遽開催されることになりました。
空いた時間があればすぐにでも開催できることはオンラインの大きなメリットです。
オンライン飲み会の直接の参加者は私を含め親しい同級生5人となりました。
無関係な妻が参加を希望し、ステルス参加が実現
通常の飲み会だと外出準備や移動なども含め半日不在となりますが、夜の自由時間であれば夫婦で育児分担の肩代わりをお願いする必要はありません。
ただし夫婦の会話の時間はなくなるので、長女(1歳半)の寝かし付けをした後にオンライン飲み会があることを妻に話しました。
すると妻は「参加はしたくないけど参加したい!」と二律背反することを言い出しました。
意図としては「自分の存在は知られたくないが、できることなら会話を聞きたい」ということでした。
確かに、通常の飲み会では参加者以外が同席すると一目瞭然ですが、オンライン会議なら画面外で静かにしていれば他の参加者に気づかれることはありません。
なんだかライバル社の情報を得るために、ライバル社の近くの居酒屋で聞き耳を立てるみたいな感じです。むしろ、画面越しに顔も見放題で、声もクリアに聞こえます。
かくして、ステルス参加者が決定しました。
オンライン飲み会当日の様子
飲み会自体が開始数時間前に決まったので前日も当日もありませんが、予定通り夜9時に始まりました。
通常の飲み会では参加時間が短くなるほど移動時間のウエイトが大きくなるので諦めがちですが、「最初だけ」「後半から」といった部分参加でも気兼ねなく出入りできるのはオンラインの大きなメリットです。
本番ではPCカメラを私に合わせ、会議画面を大画面テレビに映して話しました。
下の絵のように、妻は1m離れた場所でテレビ画面を見ています。
これで妻も参加者の様子が見放題です。
(ただし難点は私の目線が参加者と合わないことです)
飲み会の最中は男だけの会話がバンバン出ていたので、妻の存在は気づかれなかったようです。
逆に妻は一部始終を見ており、気になる話があれば私のスマホに指令(訊いてほしいこと)を送ってきてました。図々しいです
正直なところ妻に聞かれたくない話もありましたが、妻としては夫の交友関係や他の家の子育て事情を知ることができてとても満足していました。
飲み会から数日経った今も、この時の会話を嬉々として引き合いに出してきます。
飲み会以外に感じたオンラインの大きな可能性
オンライン会議を通じたおしゃべりの場は、飲み会以外でも大きなメリットを持っています。
例えば子連れランチ会に立ちはだかる
・まるで旅行に行くような子供の大荷物(ミルク、離乳食、オムツ数枚、着替えなど)
・ベビーカーでの電車という苦行
・子供のトイレというランダムイベント
これらを一挙に解決してくれる救いの手になり得るものです。
離れている人の方がよく会って話す、という事になったりするかもしれません。