Suica(スイカ)を始めとした交通系ICカードは電車・バスの利用に便利です。そして買い物の支払いにも使える店が増えています。
プリペイド方式で使いすぎることがなく、幼児からシニアまで幅広く使えるため、広く普及しています。先月には、交通系ICカードの累計発行枚数が2億枚に達したと発表されました。
- Suica付きクレジットカードも登場、その機能と弊害
- 新しいクレジットカードが届いたら、前のカードにはハサミを入れて処分するのが常識
- クレジットカードの更新に慣れた人の行動
- 切断したSuicaクレジットカードから、チャージ残高を取り戻す方法
- Suica付きクレジットカード残高は復活するのか
- まとめ
Suica付きクレジットカードも登場、その機能と弊害
プリペイド方式のSuicaに留まらず、クレジットカード機能が付いたSuicaカードも発行されています。Suicaとしてチャージした分は非接触ICカードとして使用でき、クレジットカードとして使う場合は店頭のカード決済端末に差し込んで使います。
1つのカードに2つの決済機能がある、ということがポイントです。そのような機能を持っているため、クレジットカード更新時にトラブルが起こりやすい仕組みになっている、とも言えます。
ここからの話は、注意深く生活をしている人にはあり得ないミスと感じられると思いますが、私のように不注意な人が同じ悲劇を繰り返さないよう、注意すべきポイントと失敗の対処法を説明します。
新しいクレジットカードが届いたら、前のカードにはハサミを入れて処分するのが常識
クレジットカードには有効期限があり、たいていは期限の前の月に新しいカードが郵送されてきます。そして新しいカードは、届いてすぐ使うことができます。そのため古いカードはその時点で不要になるのですが、有効期限が切れるまでは使用することができます。
古いカードをそのまま破棄すると第3者に悪用される恐れがあるため、ICチップ部分を含めてカードをハサミで切ってから破棄するのが一般的な方法です。
つまりクレジットカード更新のポイントは「新しいカードはすぐ使えること」「古いカードは切って捨てること」です。
クレジットカードの更新に慣れた人の行動
クレジットカードを複数枚持っている人は多いと思います。私も何枚か保持しているため、1年に1回はクレジットカード更新を経験しています。その経験から、古いクレジットカードはさっさと切って捨てるもの、という常識を持っていました。
そこでSuica付きクレジットカードの更新に際しても、いつも通り古いカードにハサミを入れました。
個人情報の関係で一部見えなくなっていますが、ICチップのある部分でスパッと切断しています。そして新しいカードを財布に入れて完了、と思ったそのとき、新しいカードに同封されていた注意書きが目に入りました。
左下にご注目ください
「新しいカードにはチャージ残高(プリペイド分)が反映されていない!!!」
瞬間的に「やっちまったー!」と思いました。
幸い定期券としては使っていないのですが、チャージ残高が1万円を下回ると1万円分オートチャージする設定にしているので、少なくとも1万円分のチャージ残高が無効になります。
これは困った!よく見たら更新案内書類の目立つ表記だけでなく、封筒の表面にも(小さい文字ですが)赤字で「重要」と書かれていました。
こうなると明らかに利用者である私のミスです(もしこの案内文が新しいカードに貼ってあって、はがさないとカードとして使いにくい、という状態であればミスは撲滅できると思いますが…)。
これはもう1万円プラスアルファのチャージ残高を諦めるしかないか…。
切断したSuicaクレジットカードから、チャージ残高を取り戻す方法
しかし諦めきれずにカード更新案内をくまなく読み込んだところ、対処法が見つかりました。対処法はカード同封の書類に書かれているのですが、「案内を読まずに古いカードを切ってしまった場合」のような書き方はされていないので注意が必要です。
それが↓の画像のページです。
一見すると単なる(切っていない)カードの手続き案内なのですが、下部に例外的な手続き方法が書かれています。
要約すると…「郵送で手続きする場合は古いカードにハサミを入れ、使えなくしてから事務センターに送れば返金します」。
文章としては「郵送中に悪用されないようにカードを切る」ということになっていますが、「誤って手続き前にカードを切ってしまった」場合にも有効と解釈できます。
古いカードを切る前の注意喚起はかなり入念に書かれているので、私のように案内を見ずにカードを切ってしまう事例はすでに起きているようです。一方で、切ってしまった場合の対処法は解釈が必要な表現に留められています。
Suica付きクレジットカード残高は復活するのか
対処法が分かりやすく書かれていないことはさておき、切ってしまったカードを事務センターに送ってみました。
その結果…。
確かにチャージ残高が銀行口座に振り込まれました。危うく1万5000円を失うところでした。そして次回の更新は5年後なので、同じ過ちを繰り返しそうです…。
まとめ
説明書や注意書きはしっかり読もう! 例えばSuica付きクレジットカードの更新は通常と異なるので注意!