小学館が発行している2~4歳児向けの学習絵本「めばえ」を買ってみました。
幼児向け雑誌なので付録は切り貼りして遊ぶものだろうと思っていたら、再現度の高いギミックのあるおもちゃが出てきて驚きました。
子どもたちに大人気のパウパトロールが使われていることもあり、幼児におすすめの本として紹介していきます。
めばえ12月号のコンテンツ
主な内容を書き出すとこんな感じです。
・パウパトロールのジュース販売機
・ハローキティの誕生日(シール貼り)
・シルバニアファミリーの音楽会(シール貼り)
・きかんしゃトーマスの仲間たち(読み物)
・ベビーバスの公園大好き(切り貼り)
・アンパンマンのおけいこ大好き(数字学習、切り貼り、線描き)
・動物写真
・トイストーリーホテルの紹介
・クレヨンしんちゃんの歯磨き練習(切り貼り)
・すみっコぐらしの駄菓子屋さん(シール貼り)
・はなかっぱのどんぐり観察
コンテンツを書き出すために内容を確認していたら、大人の私はそれだけで目が疲れました。(読んでいるわけではなく登場キャラクターと使う技能(読む書く貼る)をチェックしただけなのですが…)
まず子供向け雑誌にありがちな画像情報過多の表紙で、中のページにも濃い色がふんだんに使われています。
しかも内容的には、幼児が好きなキャラクター全部入りみたいな感じです。
ページをめくるごとに全く違う話になります。
幼児の集中力を考慮して紙面作成されているのだろうと思いますが、親としてなかなか衝撃的でした。
でも自分も昔はこういうのに惹かれたんだろうな~
パウパトロールのジュース販売機の再現度がすごい
メインの付録はパウパトロールのキラピカジュース販売機でした。
私の子どもがパウパトロール好きなので、書店に行ってこの本を購入しました。
組み立てるのは複雑で、親が作ることを想定して、雑誌本体とは別の親向け冊子に組み立て方が書かれていました。
組み立てられた販売機は、思っていた以上にリアルでした。
まず紙のコインが付属していて、販売機にはコイン投入口が用意されています。
仕掛けの説明の都合上、画像ではコイン取り出し口が開いた状態になっていますが、閉めた状態でコインを投入して、購入し終わったらコインが回収できるようになっています。
ジュースは紙製の筒で、表面に商品シールを貼ったものです。
販売機へのジュース充填は上部から行います。
4スロットに2本ずつ入れることができます。
販売機のボタンを押すと、ジュースが1本落ちて取り出し口に出てきます。
ボタンはプラスチック製の専用部品なので押した感じがしっかりあり、また壊れにくくなっています。
ボタンを押すと仕切りが開いてジュースが通れる穴ができて落ちる、という簡単な仕掛けなのですが、力加減の調整がうまくできない子どもが何度も使っても壊れにくいようになっています。
大部分は紙でできているので、コストを抑えつつ必要な強度を実現するというバランスが秀逸な付録です。
しかも本物の自動販売機と挙動がほとんど、いや全く同じなのが素晴らしい教材になっています。
取り出し口も本物と同様の外見になるように、透明なプラスチック部品が用意されています。
使った後はリサイクル
販売機だけでなく、リサイクルボックスも付いています。
こちらも本物のリサイクルボックスと同様に内開きのフラップ付きで、ジュースを投入することができます。
リサイクルボックスから取り出して再び販売機に入れる流れは、まさに製品循環(リサイクル)が学べます。
学習絵本というだけあって、12月号の「めばえ」は勉強になる内容になっていました。
実際に我が家の子どもたちは繰り返し使い、遊びの中で自然に販売機の仕組みや製品循環について学んでいるようでした。
大人としてもコストと機能のバランスを考えるという点で、思わぬ発見がありました。