共働きで2人姉妹を育てる父親の生き残り戦略

5歳と3歳の姉妹を育てています。2020年4月~5月前半:育休準備編 5月後半~8月:育休編 9月~:片働き編。2022年5月~:共働き編

歯垢が光って磨き残しが一目瞭然!自宅で簡単セルフチェック用ライト

毎日欠かさずやっている歯磨き、しっかり磨けているでしょうか?

鏡を見ながら落ち着いて歯磨きができればいいのですが、子育て中はそうはいかず、子どもを目で追いかけながら、なかば無意識に歯ブラシを動かしている人もいると思います。

それでも虫歯にならないくらいには磨けるし、歯科に行く時間も簡単には取れない。そんな人でも自宅で簡単に磨き残しのチェックができる道具が発売されました。

 

歯垢を赤く発光させる「デンタルライト」

デンタルライトという商品名のこの製品で、歯磨き結果をセルフチェックできます。

 

2022年半ばにクラウドファンディングでテスト販売され、同年後半に一般販売されたようです。

 

価格は1000円弱と手頃で、大きさは4.5cm、重さは9gとかなり小さいです。

 

直径2cmの1円玉と比較してみました。

 

キーホルダー付きのライトという見た目からも、おもちゃ箱に入っていたら歯科製品とは気づかないと思います。

 

電源はボタン電池 (LR41)が4個で、製品に付属しています。

 

デンタルライトによる歯垢の可視化効果

おもちゃのような外観ですが、機能はしっかりしています。

 

室内を暗くしてデンタルライトを口に向け、光を照射するとキレイな歯は青白く光り、磨けていない部分(歯垢や虫歯など)が赤く光ります。

 

歯の磨き残しだけでなく、口臭の原因になる舌苔に対しても可視化効果があるようです。

 

個人的体験としては、5分くらいかけて入念に歯磨きした後でも、上歯の奥の方は歯垢が浮かび上がりました。

 

照明の下、鏡でチェックしても見つかりづらい場所だったため、デンタルライトの効果を実感しました。

 

大人になると強制的な歯科検診はなくなり、痛みなどの症状が出ないと放置されがちになるため、自宅で簡単にセルフチェックできるのは便利です。

 

デンタルライトの技術的背景

ここからは「どうして歯垢が光るのか」に関する、少し技術的な説明になります。

 

デンタルライトはQLF法(Quantitative Light-induced Fluorescence, 日本語では光誘導蛍光定量法)を応用した検査器具です。

 

この光学的診査技術を使った歯垢の可視化効果は、1995年に報告されました。

 

青色の光を歯に照射すると、歯の成分であるエナメル質は青色に光り、歯垢は赤く光ります。

 

この赤い反射光は、細菌の代謝産物であるポルフィリンによるもので、その部分に細菌が多くいることになります。

 

また発色の強さは、歯垢が定着して、最近が蓄積していることを示していると考えられています。

 

要するに「歯垢に関係する成分が赤く光る性質を利用している」ということです。

 

利用の注意点

デンタルライトはあくまで日々のチェック用のため、歯科でのチェックは定期的に行いましょう