共働きで2人姉妹を育てる父親の生き残り戦略

5歳と3歳の姉妹を育てています。2020年4月~5月前半:育休準備編 5月後半~8月:育休編 9月~:片働き編。2022年5月~:共働き編

「出産なび」で出産施設探し。プレパパが見るべき情報はある?

厚生労働省が全国の出産施設を探せるサイトを5月末に公開しました。

どのような情報があるのか確認し、プレパパはどのように活用すべきかを考えます。

 

出産なびとは

出産なびとは出産施設を探すことができるウェブサイトです。

厚生労働省が運用しています。

www.mhlw.go.jp

 

この取り組みの目的として、以下が掲げられています。

「初産か2人目以降の妊娠か、里帰り出産を行うかなど、妊婦さんやパートナー・ご家族の状況によって、出産する施設に対するニーズは様々です。一方、出産にかかる費用も、地域や施設によってばらつきがあり、施設選びの際にそれぞれの施設の情報を1つ1つ調べるのはかんたんではありませんでした。このため、妊婦のみなさんがあらかじめ費用やサービスの情報を踏まえて適切に出産する施設を選択できるよう、全国の分娩を取り扱う施設ごとのサービス内容や出産費用の状況などを厚生労働省のウェブサイトで公表することとなりました。」

 

出産なびでできることは、大きく分けて2つです。
・地域やサービスの条件を設定して、分娩を扱う施設を検索することができる
・それぞれの施設について、「施設の情報」「助産ケア」「付帯サービス」「費用等」の詳しい情報を確認することができます。

 

出産なびで探せる施設

掲載対象は以下の1~3を満たす施設となっています。
1. 病院、診療所、または助産所
2. 2024年4月時点で、分娩を取り扱っている施設
3. 出産育児一時金の直接支払制度を利用しており、令和4年度における分娩取扱件数が21件以上

 

ただし3を満たしていない場合でも、施設からの希望があれば掲載されています。

また施設の同意がなく、掲載されていない施設があります。

2024年4月時点の出産施設のうち96%が掲載されているということで、基本的には出産なびから施設探しを始めるのは良さそうです。

 

出産なびの使い勝手は?

ここからは2人の子持ち、かつ3人目が生まれる準備中の父親が出産なびを使ってみた感想を書いていきます。

出産施設の検索方法は直感的になっています。

希望する出産場所(都道府県+市区町村)と、詳細条件を入力して検索すると該当する出産施設が表示されます。

 

詳細条件は以下のように細かく指定することができます。
・施設の種類(病院、診療所、助産所)
・付帯サービス(母子同室、個室あり、立ち合い出産、無痛分娩)
・設備(土日祝日対応、駐車場)
・出産後の健診(2週間、1カ月)
・助産ケア(院内助産あり、助産師外来あり)
・授乳支援(入院中、退院後)

 

個室対応や無痛分娩、駐車場などは重要な決定要素になる人も多そうなので、検索でスクリーニングできるのは便利そうです。

検索結果で個別の詳細情報に移動すると費用の目安なども表示されるので参考になります。

出産施設の選択に重要と思われる情報に絞って同じフォーマットで情報を閲覧することができるので、個別施設のホームページで情報を探すのと比べて非常に手間が省けます。

 

なお登録データと現況が変わっている場合もあるので、出産なびで候補を絞り込んだ後は、個別施設のホームぺージなどで確認することが推奨されています。

 

出産なびにプレパパが見るべき情報はある?

この記事はプレパパ目線で書いているので、プレパパは出産なびを使う必要があるか、ということにも触れたいと思います。

妻の出産を2回経験した身から言えることは「必ずしも夫側が使う必要はないが、いろいろと役に立つ情報はある」です。

 

出産施設を検索してサービスや費用感を知るのは当事者として有用です。

また出産施設だけでなく出産に関わる制度についても丁寧な解説があります。

特に育児休業は男性取得者が増えて夫側にも深く関わるようになっている一方で、制度が複雑になっているのでプレパパとして通読の価値ありです。