共働きで2人姉妹を育てる父親の生き残り戦略

5歳と3歳の姉妹を育てています。2020年4月~5月前半:育休準備編 5月後半~8月:育休編 9月~:片働き編。2022年5月~:共働き編

真冬に暖房を切ると室温はどれほど下がる? 暖房、換気、加湿効果を検証

冬真っ盛り、一年で最も寒い時期になりました。

外に出るのも億劫になりがちですが、家の中も寒いです。

その一方で燃料価格の急上昇によって、暖房をガンガン使うのも気が引けます。

また在宅勤務で日中に自分だけになることが増えたため、そういう時間帯の暖房は最小限にしたいところです。

どうすべきかと考えて、まずは室内の温度変化を計測することにしました。

 

温度計測条件

私の自宅で温度変化を計測しました。

 

温度に関わる条件は以下のようになっています。
・関東地方
・1月初旬
・築古マンションの中住戸
・測定場所はリビング、大人の胸の高さ
・二重窓(複層ガラス窓+単ガラス窓)
・床暖房なし

 

マンションの中住戸で部屋の上下左右に他人の部屋があるため、比較的熱は維持しやすい環境です。

 

早速、室温の測定結果を確認していきます。

 

暖房の使用条件を変えて2日間実施しました。

 

室内温度測定結果① 1月5日(換気あり)

初日は晴天、外気温は最低3℃~最高8℃でした。

 

1日の始まり(朝6時頃)から1日間(翌朝6時頃まで)の温度推移は、下の図のようになりました。

 

大まかな流れとしては以下です。


 5:30 早朝の室温は17.5℃
 7:00 暖房により23℃まで室温上昇
10:00 暖房オフと換気により16.5℃まで室温低下(‐6.5℃)
16:00 加湿により2℃ほど温度上昇
20:00 暖房により24℃まで室温上昇
 5:00 夜間の自然放熱で7℃ほど室温低下

 

この日の室温変化は最低16.4℃、最高24.7℃、平均19.2℃でした。

 

エアコン暖房の設定温度は23℃ですが、夜は最大で2℃くらい上回っています。

 

この理由はおそらく、調理器具や風呂による追加の加熱と加湿と思われます。

 

参考までに、湿度変化もお見せします。

 

室内温度測定結果② 1月6日(換気なし)

2日目も晴天、外気温は最低3℃~最高8℃でした。

 

1日間の温度推移は下の図のようになりました。

 

この日はずっと加湿して、換気はしませんでした。

 

大まかな流れとしては以下です。


 5:30 早朝の室温は17℃
 7:00 暖房により23.5℃まで室温上昇
11:00 暖房オフにより20.5℃まで室温低下(‐3℃)、その後は外気温の変化に合わせて上下
15:30 暖房により23.5℃まで室温上昇
 5:00 夜間の自然放熱で6℃ほど室温低下

 

この日の湿度はこのようになりました。

 

室温変化の影響度

我が家で計測した結果、冬季の室温に与える影響は以下のようになりました。


・1日の室温変化は約7℃(17℃~24℃)
・換気による日中の温度低下(‐6.5℃)は、換気しない場合(‐3℃)の約2倍だった
・日中の室外からの影響(室内温度上昇)は2℃くらいでそれほど大きくない。外気温上昇によるものではなく、直射日光が2℃上昇の大部分に寄与していると思われる
・加湿による温度上昇効果は見られなかった
・室内の最低温度は17℃で、欧州基準(最低18℃)からすると低くなりすぎる(夜間暖房が必要)

 

居住地域やマンションか戸建てかなど、温度変化に対する影響度は家ごとに異なります。

 

思いのほか温度が低下していることもあるため、自動測定機能のある温度計で計測してみることをお勧めします。