9月になっても暑い日が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか。
暑い時に食べたくなるのは冷やし中華、しかしわが子は肉も野菜も嫌い...見栄えよく盛り付けても取り除かれるのなら楽しよう、と料理の出し方を変えたら、自分から野菜などを手に取って食べてくれました。
夏に始まるものと言えば冷やし中華
「〇〇はじめました」と言われて思いつくものの上位にくる、冷やし中華
冷やしうどんも冷製スープも始まらないけれど、これだけは始まる料理、冷やし中華
「冷やし中華を食べに行こう」とはならないけれど、定食屋ののぼりで見かけると注文してしまう冷やし中華
「はじめました」はよくあるけれど、「終わりました」は見かけない冷やし中華
冷やし中華は日本人の心理をうまく突いた、論理的には説明できない、非常に行動経済学的な商品です。
そう言えば、かき氷も夏に始まる食べ物でした。
閑話休題。
子どもたちが野菜を食べないので、冷やし中華を手巻き寿司方式にした
冷やし中華の主な食材は麺、トマト、卵焼き、キュウリ、ハム、好みに応じて紅ショウガやワカメなど。
3歳の次女は肉と大部分の野菜が苦手で、これまでに冷やし中華を作って出した時は、麺とトマトしか口にしませんでした。
彩りが良ければ少しは興味を持つだろうと綺麗に盛り付けても、「にくとやさいとって!」の一点張りで取り除く始末になっていました。
手をかけても意味がないことが分かったので、今回は手を抜くことにしました。野菜を切ったり麺を茹でたりしたら、盛り付けなしです。
ドドン!!
あとは各自で更に麺を入れ、好きな食材を盛り付けてもらいます。
卵焼きも細切りするのが面倒なので、フライパンで焼いた後はそのままテーブルに出します。
ドドン!!
料理としてはだいぶ手間が省けました。
手抜き料理で食が進み、責任感が芽生え、満足感も増した
こうして出した冷やし中華に対して、子どもたちの反応は上々でした。
まず手巻き寿司のように自分で食材を取る方式にしたところ、好きな食材だけでなく、苦手な肉や野菜も含めて全て盛り付けていました。
子ども的には、並んでいると全部自分のものにしたくなる、という感じでしょうか。
そして自分の意志で手に入れたものに対しては責任感が出るらしく、苦手なハムやキュウリもいくらかは食べていました。
(こうしたら嫌いな野菜も全部食べた!的なサクセスストーリーではないです)
料理を自分で作ったという達成感もあったようです。
更に薄焼きの卵焼きは一生懸命型抜きをして、料理が出るまでの間に退屈することもありませんでした。
(ここはある程度、親の目論見通り)
こうして手抜き料理で食が進み、責任感も芽生え、満足感も増しました。
家庭生活の中でのお手伝い遊びを通して、子どもを戦力化していく子育てを目指すのが、最近のテーマです。