共働きで2人姉妹を育てる父親の生き残り戦略

5歳と3歳の姉妹を育てています。2020年4月~5月前半:育休準備編 5月後半~8月:育休編 9月~:片働き編。2022年5月~:共働き編

2021年の節分は124年ぶりに2月2日! 日付が例年と異なる理由の解説

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今年の節分は2月2日です。

40年近く当たり前だった2月3日ではないのでお間違いなく!

 

 

節分とは

節分とは、季節を分ける日のことです。

元々は春夏秋冬それぞれに節分がありましたが、現在は主に立春の前日のことを指します。

 

立春とは

立春とは、冬至と春分のちょうど中間の日です。

冬至は1年で最も昼が短い日で、春分は昼と夜の長さが同じ日です。

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http://chugokugo-script.net/koyomi/risshun.html

立春は1年を24の季節に分ける暦法である二十四節気の一つで、春分を0°とした場合には315°の位置になります。

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http://chugokugo-script.net/koyomi/risshun.html

地球は1年で太陽の周りを1周するので、同様の考え方で立春は公転面において315°の位置(黄経315°)を通過した時刻となります。

立春は暦の上では1日ですが、天文学的には時刻を指します。このことはこの後に説明する「節分の日が変わる」理由でも重要になってきます。)

 

なぜ2021年の節分は2月2日なのか

前述したように、節分は立春の前日です。

 

つまり「なぜ節分の日が変わるのか」ということは「なぜ立春の日が変わるのか」と同じことです。

そのため、ここからは立春をベースに説明します。

 

国立天文台によると、地球が太陽の周りを1周する期間(地球の公転周期)は365.2422日です。

公転周期がちょうど365日ではないため、うるう年により4年ごとに1日が追加されて調整されます。

(もう少し正確には、西暦が100で割り切れて400で割り切れない年はうるう年にはなりません。)

 

365.2422日の小数点部分(0.2422日)があるため、1年ごとに0.2422日、つまり約6時間ずつ立春(の時刻)が遅れていくことになります。

 

年ごとの立春の時刻を図示すると以下のようになります。

 

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https://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/topics/html/topics2021_2.html

細かくて見えづらいですが、青い+が立春の時刻です。

 

図では下から上に行くにつれて、時刻が遅くなります。

先ほど説明したように、公転周期は365日よりも約6時間長いため、1年ごとに立春の時刻は図の上側に移動していきます。

そして4年ごとのうるう年で調整されて下にさがります。

 

これを繰り返す(年が経過する)につれて、立春は時刻を変えながら、右にずれていきます。

(点が大幅に上がっているのは、100年ごとにうるう年でない年があるためです。)

 

図をもう一度見てみましょう。

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https://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/topics/html/topics2021_2.html

立春の時刻はおおむねピンク色の2月4日ゾーンにあるため、立春は2月4日となります。

そのため節分はその前日の2月3日が基本です。

 

しかし図では立春の時刻が2月3日もしくは2月5日になっている点があります。

これらの年は節分も2月3日からずれることになります。

 

節分が2月3日でない年は、どのくらい珍しいのか

節分が2月2日になるのは1897年以来、なんと124年ぶりです。

そして節分が2月4日だったのは1984年で37年前です。

どちらも私には未体験ゾーンです。

 

ちなみに辛丑(かのと・うし)にあたる2021年の恵方は丙の方角で、具体的には南南東やや南です。

 

いろいろ書いてしまいましたが、結論は「今年は節分が例年より1日早いから気をつけよう」です。