共働きで2人姉妹を育てる父親の生き残り戦略

5歳と3歳の姉妹を育てています。2020年4月~5月前半:育休準備編 5月後半~8月:育休編 9月~:片働き編。2022年5月~:共働き編

小学校入学までに身につけておくべきこと、そして小学校の英語教育について

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現役の小学校教員と話す機会がありました。

私の子どもは2歳と1歳なので普段は乳幼児に関する記事が中心ですが、今回は年長~小学生にフォーカスします。

 

 

以下で書いていることは、小学校の先生と話したことを振り返っての記録です。

なるべく聞いたことをベースに書いているつもりですが、一部に私の解釈や補足が混ざっています。

また話し手の先生としても公式な発言ではないので、ここに書いてあることは、いわゆる個人の感想です。

 

小学校入学までに身につけておくべきこと

スプーンを使えるとか自力で着替えができるとか、成長過程上あまりに当たり前なことを除くと、小学校に入るまでに最低限の家庭教育として身につけさせてほしいことは以下の3つだそうです。

 

自分の名前を言える

当たり前のことと思えますが、できない子はいるそうです。

そのような子でも、自宅で親が質問した時は答えられると思います。

大事なのは「親のいない場所で面識の少ない大人に名前を訊かれた時にちゃんと答えられる」ことです。

 

自分の名前を書ける

ひらがなの読み書きは就学前の家庭での大きな課題になっていますが、最低限としては自分の名前が書けるレベルであれば学校でフォローできるようです。

 

自分のしたいことを言える

集団行動をする上での注意点です。

学校での活動に問題なくついていければいいのですが、個人差や体調の良し悪しによっては集団活動を外れる必要も出てきます。

具体例としては、トイレに行きたくなったら自発的に発信することだそうです。

 

先生の経験で今でも気の毒に感じていることを聞きました。

ある子が課外活動中に便意を感じたものの、先生に伝えられずに我慢しきれなくなってパンツに出してしまい、そのことを課外活動から戻ってきてから先生が気づいたことがあったそうです。

私が聞いていても気の毒になりました。

 

学校では決してトイレ(大)に行かない小学生がいると聞いたことがありますが、健康と万一の事態でのトラウマを避けるためにも、子どもによく言い聞かせておこうと思っています。

 

先生が一人ひとりの状況を汲み取って行動を促してくれるか否かは、保育園・幼稚園と小学校の大きな違いだと思います。

そのような環境の変化に戸惑わないためにも、家庭教育が大事だと感じました。

 

小学校の英語教育

2020年から小学校の英語必修化が行われています。

小学3年生と4年生は「外国語活動」として、5年生と6年生は「外国語」という教科として採用されています。

小3~小4の外国語活動は週に1コマ、小5~小6の教科授業は週に2コマと定められています。

中学年の外国語活動は英語に親しむことが目的ですが、高学年の授業は通知表に成績が付きます。

 

内容的には、親世代が中学1年の時に使っていたレベルのテキストを使っているそうです。

ニューホライズンと聞いて懐かしさを感じました。

そして親世代が小中学生だった頃は「ゆとり教育」として一部カリキュラムが先送りされていましたが、今となっては、教科によってはかなり前倒しされています。

 

コロナによって授業日数や対面授業が削られる中、小学校の現場での英語教科という取り組みに頭が下がります。

 

新学習指導要領は去年開始されたばかりで移行期真っ只中、まだまだ課題は多いようです。

とりわけ先生が課題を感じているのは、「小学校教育では英語を書く練習をしないこと」と言っていました。

読む・書く・聞く・話すの4技能のうち、「書く」ことは指導要領に含まれていない、とのことでした。

 

一方で中学英語でアルファベットから始めるわけではなく、小学校で教えられたことは習得しているベースで授業が進む形になっています。

(これは小学校・中学校どちらが悪いということではなく、制度移行期に発生してしまう穴です。だから放置していいということではありませんが。)

 

子どもが2歳の我が家が当事者になるのは数年先のことですが、親世代とは学習指導要領がかなり異なることを認識するいい機会になりました。