プロレスの世界は厳しいです。
毎日過酷なトレーニングをして、楽しむというよりは無理やり胃袋に収める食事をして、ケガに悩まされながらも決められた舞台に立たなければいけません。
・・・というのは私の想像です。
私はプロレスのことをよく知りませんが、なぜかたいていの子供はプロレスが好きです。
厳密には「プロレス」はprofessional wrestlingの略語なので語義的には「レスリングを主たる職業収入とする人が行うレスリング」となり一般人はプロレスできません。
そのため実際は「取っ組み合い」なのですが、それはまあそれとして。
毎日の寝かし付けの中で、時には長女(1歳半)が立ち上がれなくなるまでプロレスをすることになります。
ちなみに寝かし付け方法は日本式(寝付くまで添い寝)の想定です。
欧米式(寝る前に親子が別れる)だと当てはまらない可能性が高いです。
寝かし付けは毎日の育児の最後の課題です
(おもちゃの片付けとか、翌朝の準備とか、間接的な育児が寝かし付け後にあるかもしれませんが、直接的な育児として。)
(大人もそうですが)子供が寝る時間はその日の活動によって決まります。
例えば、起床時間、体調、昼寝の時間とタイミング、運動量、食事量とタイミングなどです。
1歳半の長女はまだ就寝時刻をコントロールできないので、その日の長女の活動によって親が寝かし付け開始時刻を決めます。
寝かし付け開始時刻の決定は意外と重要かつ難題です。
早すぎると余計に時間がかかるからです。
早めに寝かし付けをせずに遊ばせておいた方が疲れて寝付きがよくなる可能性も考慮しましょう。
そして寝かし付け開始時刻の見立てを誤ると、プロレスをし続けることになります。
(我が家の長女に起きるケースなので、そうならない子供も多いと思います。羨ましい)
長女がプロレスラーになった週末のある夜
夕食を済ませ、風呂に入り、着替えと絵本の読み聞かせをして長女を寝かし付けする準備が整いました。
週末はだいたい夜8時までに寝入っていたので、この日も夜7時半に寝かし付けを開始しました。
しかし照明を暗くしても長女は元気です。
隣室の影響で寝室は真っ暗にならないため、うっすらと周りの様子は見えます。
最初こそゴロゴロしていましたが、歌いながら起き上がってきました。
この時点で嫌な予感がします。
そして私の頭の中でゴングが鳴り響きます。プロレス開幕です。
長女はリング(布団)の上でこちらの様子を伺いつつ、部屋の奥から出口を目指します。
私はそれを阻止すべく、回り込んでくる長女を捕まえます。
その光景はさながら、無言のカバディです。
長女を捕まえた後は、持ち上げてリング(布団)にそっと叩きつけます。
あくまでそっとですが、写真のようなサイドスローです。
これでダウンしたまま寝入る流れになればいいのですが、そう単純ではありません。
そう、子供の思考が単純であるが故に、試合は単純に終わらせてもらえないのです。
圧倒的な力の差を見せつけてもゾンビのように立ち上がって出口を目指します。
しかも子供はたいてい「高い高い」が好きなので、投げると喜んでケラケラ笑います。
そしてまた起き上がってきます。ゾンビよりゾンビです。
加えてこういう時の子供の体力はモンスター級です。
その繰り返しが1時間くらい続くと、ようやく力尽きてダウンしたままになります。
ここで数えるのは10カウントではなく、少なくとも120カウント(2分間)です。
目は閉じられ、軽くつついても目覚めない状態になって初めて試合終了です。
無限ではないのですが、いつ終わるか分からない試合中は、まさに無限を感じさせます。
結局、寝かし付けが終わったのは夜10時近くになってしまいました。
しかし安心はできません、次の試合はすぐ始まります。
寝かし付けの終了が遅くなった日は、ブログが強敵です。
今日も日付が変わる前に投稿できて良かった。
それではおやすみなさい。
P.S.
細々と続けていましたが、昨日から急にアクセス数が増えました。
理由はよく分かりませんが、おすすめに上がった?のかもしれません。
記事が多くの方の目に留まり、共感した方にスターを付けていただけるのはとても励みになります。
自分(の家族)を最優先にしつつ、 役に立ちそうなことを公開していきたいと思います。
↓ ブログランキング参加中です。記事が良ければ応援クリックお願いします。